秋田米を全国へ「一乃穂」は秋田米で作った秋田しとぎ菓子をお届けしています

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  No.330(2020年12月1日)

 11月は、思いがけず好天と温かさが続き、今年の冬は、暖冬と言う予報まで出ましたが果たしてどうなるのでしょうか?
  連日、新型コロナウィルス感染のニュースばかり報道され、氣が滅入ってしまいます。当地は、東北でも唯一11月末現在で2桁の罹患者数を維持しています。ジキタリス亡くなった方は1名いますが、このままの数字で推移してもらいたいものと思っております。当店の売り上げは少しずつ、改善の兆しが見えるものの、昨年同時期にはまだまだ遠く及ばない状態です。皆さまのご利用を心よりお待ち申し上げる次第です。
  さて、開店以来27年5ヶ月お届けしてまいりましたこの「一乃穂通信」ですが、今月号を持ちまして一時休止することとなりました。
 ボタニカルアートも330種類を数え、なんと一度も重複することなく掲載出来ました。以前は、紙媒体だったものを、数年前よりホームページで見られるようにしたのも決断でした。果たして、どのくらいのお客様が見て読んで下さっているのか、皆目、見当も付きませんでしたが、「毎月楽しみです」とのお返事を励みに文章とボタニカルを続けてまいりました。
 最初は県内の名所・旧跡・名刹・公共施設等に始まり市内小学校の校歌・県内55高等学校の紹介、またかつてお隣のお店だったジュエリーイトキン店主の宝石の話も5年近く投稿していただいた事も、今となっては懐かしい思い出となりました。現在まで、愛読いただきましたお客様には心より御礼申し上げます。一乃穂通信は、330号をもって休止致しますが、店舗はコロナに負けず 永続致しますので、今後ともより一層のご愛顧をお願い申し上げます。
 末尾ながら、みなさまご健勝にてどうぞ良いお年をお迎え出来ますよう祈念致しております。



  No.329(2020年11月1日)

 久々に映画を観てきました。いつもは秋田駅前にある映画館に徒歩で行くのですが、5月に惜しまれて閉館してしまったのでイオン御所野店まで行かざるを得ませんでした。映画の題名は「浅田家」です。  様々なシーンでのコスプレを家族で撮り続け注目を集めた写真家・浅田政志氏の実話を基にした人間ドラマです。二宮和也と妻夫木聡の共演で中野量太監督がメガホンを取りました。平日の朝にも関わらず80名くらいの観客で、少し驚きました。
 4人家族の次男として育ち、写真家になった主人公はやんちゃで、独りよがりのところがあり周囲に迷惑をかけ続けますが、あたたかく見守る兄のおかげで、家族の絆やありがたさを感じる内容です。父の影響で幼い頃から写真に興味を持ち、写真専門学校に進学。卒業制作に家族を選び、父のなりたかった消防士のコスプレを兄が現役の消防士に頼み込み実現したのでした。
 浅田家の想いを再現した写真は、学校長賞を受賞します。卒業後自暴自棄になっていたものの、2011年3月11日、東日本大震災が発生した際被災地に足を運び、そこで泥まみれの写真の修復をし続けました。すべてを失った人々が家族の写真を必死に探す姿を目の当たりにしました。権威ある賞や写真集も出版していて一流と言われるまでになりましたが、全国の家族を撮ることにこだわり続けます。特に命の期限が迫っている子供の家族写真は、4人の白いTシャツにそれぞれ虹を描いてもらい、仰向けに4人が寝るとひとつの虹が出来上がるシーンは、印象深いものでした。
 現在公開中ですが、第36回ワルシャワ国際映画祭で我が国初の「最優秀アジア映画賞」を受賞しました。「現在の混沌とした時代にこそ必要とされる、希望に満ちた非常に感動的で楽しい作品でした。」というコメントが審査員から寄せられています。
 ※お知らせ※ 冬の送料サービスキャンペーンを
 12月13日まで実施中です。ご贈答にご利用下さい。



  No.328(2020年10月1日)

 8月28日、7年9カ月に及ぶ歴代最長在任の安倍首相が、辞意を表明された。長い間、色々な問題があったにせよ、一国の首相を約8年間も務められたことには、敬意を表したいと思います。
 その後に就任されたのは、側近として政権を支えてきた菅義偉官房長官です。菅総理は、言わずもがな秋田県湯沢市秋ノ宮のいちご農家出身で一躍時の人となりました。地元のフィバーは大変なもので、関連グッズが次々と出ております。中でも上和生菓子の「菅ちゃん」は、大人気でいまだに入手困難が続いています。  菅総理は、1948年生まれで所謂団塊の世代です。湯沢高校を卒業後、東京の段ボール会社に2カ月程勤めた後、色々なアルバイトで学費を貯め法政大学に入学したことは、総裁選中に知られることとなりました。団塊の世代とは、 1947年〜49年に生まれた人を指します。全国で600万人超の人口を形成していると言われています。ブドウ菅総理には団塊の世代代表として頑張っていただき、地方経済に光が差すような施策を推進してもらいたいと思っています。
 また、多くの日本人が、懇願しているのは北朝鮮による拉致問題の解決です。昭和52年11月15日、新潟に住んでいた横田めぐみさんが拉致されてから43年が経とうとしています。平成10年夏、秋田駅前で横田夫妻が懸命に署名活動をしていたことを想い出します。本年6月には愛娘の奪還に奔走されていた、横田滋さんが天に召されました。拉致被害者家族の高齢化と残された時間が少なくなる一方です。署名した一人として是非共、菅総理に解決してもらいたいと願うばかりです。産経新聞の「めぐみへの手紙」という文章は、誰しもが胸を痛まずには読めません。
 末尾になりますが、「しとぎ豆がき」が好きだった女優竹内結子さんの訃報がありました。心よりご冥福をお祈り致します。



  No.327(2020年9月1日)

 残暑お見舞い申し上げます。コロナ禍も続き、暑さと相まって  ストレスを溜められている方も多いと思います。例年8月は、夏祭りや帰省で多くのお客様がご来店されますが、創業以来 初めての閑散とした夏でした。特にJR秋田駅、秋田空港は80%減少という数字がコロナの凄さを物語っています。
 日曜日の臨時休業や喫茶コーナーの休業等、過去に経験のない状態が続きました。それでも、ご来店やネット等でご注文いただき心より御礼申し上げます。氣持ちを落ちつけるため、秋田市の施設「如斯亭」(じょしてい)を見学して来ました。庭園は、元禄年間に秋田藩3代藩主佐竹義処(よしずみ)が、近臣の大嶋小助に土地を与え建てられた別荘がその起源で、遠く太平山を望む景勝地にあります。
 1741年には5代藩主義峯に献上され、藩主の「御休所」となりました。倹約の旨より一時衰亡しましたが、8代藩主義敦(よしあつ)によって庭園が整備されました。その後、9代藩主義和(よしまさ)によって再整備され、園内15景を選定し、名前を「如斯亭」に改め藩内外の文人墨客の交友の場ともなり、佐竹氏の文化の象徴として多くの詩歌書画に歌われるようになりました。平成19年には国の名勝に指定されています。
  「如斯亭」の由来は、「逝くものは斯くの如きか、昼夜をおかず」という論語より引用され、「水流の間断なき流れを賞しつつ、人間の 道も学問もまた、斯くあるべき」という意味です。市の施設として一見の価値があると思います。
■開園時間 9時〜16時30分 
■駐車場 15台
■入園料  一般 210円 高校生以下 無料
■休園日  12月29日〜1月3日 
■TEL018-834-6300
■所在地  〒010-0034 秋田市旭川南町2-73  


※新店舗オープンのお知らせ 
●オープン日 9月4日
●店名    一乃穂ポンドール店
●所在地   秋田市川尻大川反交差点角 
●営業時間  8時30分〜16時 TEL018-823-5186
●定休日  日曜日 1月1日〜3日 9月6日は営業



  No.326(2020年8月1日)

 残暑お見舞い申し上げます。
 先月の全国各地を襲った豪雨の被災者の皆様には、心よりお見舞い申し上げます。1日も早く復旧されますようにお祈り致しております。
 今月は旧盆で多くの帰省客で混雑するはずでしたが、夏祭りもなく、新幹線、飛行機、高速道路とも空いていると思います。それに伴い、事故も減ってほしいと念じています。事故と言えば、こんな記事が日本講演新聞に掲載されていました。題名は「人は誰かの為なら諦めない」です。クロスカントリースキーの日本代表選手、新田佳浩(よしひろ)選手のお話です。
 代々続く米農家に生まれた新田さんは3歳の時、祖父が運転する農機具に左手を巻き込まれ、肘から先を失ってしまいました。祖父は、孫が片腕を失ったのは自分のせいだとずっと苦しみ続けて「この子と一緒に死ぬ」とまで父親に言ったこともあったそうです。
 それでも4歳から始めたスキーは、小学校時代、健常者に負けず優勝を重ねました。中学生の時は、勝てなくなり一時競技から離れたのですが、長野オリンピックに再度挑戦。8位に入賞し、ソルトレイクオリンピックでは銅メダルでした。しかし次のトリノでは転倒し残念ながら結果を残せませんでした。周囲の期待が大きく金メダル間違いなしとまで言われていたのでショックのあまり、新田選手は家に引き篭もってしまいました。それを見ていた祖父はなすすべもなく申し訳なさそうにしていました。そんな中、新田選手は「はっ」と氣づいたのです。「次のバンクーバーオリンピックでおじいちゃんに金メダルを首に掛けてあげよう!」と決意し厳しい練習の結果、10キロと1キロの種目で金メダルを取り、おじいちゃんの首に2つの金メダルを掛けることが出来たのでした。
  本来人間は、誰かの為に生き、行動できる唯一の動物でなければならないと思います。



  No.325(2020年7月1日)

 東京都の新型コロナウィルスの感染者が、なかなか収まりませんが、こんな状況の中、全国の地方都市は東京を基軸として地方経済が動いていることを痛感させられています。JR東日本の新幹線は平常のダイヤになっているものの、飛行機のダイヤは平常の3割程度なので、当店のお土産品はやはり苦戦を続けております。
 先日、店頭で静岡にいらっしゃるお孫さんに「しとぎ豆がき」をお送りいただいたご婦人がおられました。毎年、秋田市出身の父親に連れられ、竿燈まつりで太鼓をたたくのを楽しみにしていたお孫さんから「おばあちゃん、今年は竿燈が中止になったから行かないよ!」と電話があったそうです。故郷の祭りには、色々な人の想いが詰まっていて、それによって交流人口が生まれることが出来るのです。このようなコロナ禍で、年に一度楽しみにしていたお孫さんとの再会が叶わず、寂しげなお客様の表情が印象に残っています。
 竿燈祭りや大曲の花火など、全国的に有名な夏祭りは戦後75年で初めての中止の方向で、何とも閑散な旧盆になりそうです。
 当店では現在、送料割引サービス中ですが、多くのお客様より通信販売やフリーダイヤルにて注文をいただいており、心より感謝申し上げます。また、創業以来、他県では販売しておりませんでしたが、ご要望をいただき仙台市藤崎百貨店、東京都の秋田のアンテナショップ、品川・有楽町交通会館1Fにて「しとぎ豆がき」20枚入・30枚入を販売致しております。6月末からは池袋の東武百貨店に20枚入の常設売り場が出来ました。是非ご利用下さい。
 末尾ながら、昨今の厳しい環境の中、皆様新型コロナウィルス感染症に負けず、ご健勝にて夏を乗り切っていただきますよう祈念しております。



  No.324(2020年6月1日)

 紫陽花が雨に濡れて美しい季節が到来です。男鹿の通称アジサイ寺や、大館のフジの花はすっかり有名になり本来なら、多くの観光客で賑わいます。新型コロナウィルス禍では様変わりでしょう。
 地方都市は、定住人口が減少傾向にあり、交流人口でいかに経済が支えられているのかを、痛い程思い知らされた状態か続いております。粢菓子も秋田駅や空港で全体の30%を販売しておりますが、駅の店舗は 1ヶ月、空港店は1ヶ月半休業でまさにボディブロー状態です。創業27年目にして初めての経験です。
 このような時に、ご来店いただくお客様、通販のネットや電話でご注文して下さるお客様には心より御礼申し上げます。そこで感謝を込めて6月20日より7月末日まで送料をサービスさせていただきます。お買い上げ税込3,000円以上、送料半額、5,000円以上は無料に致します。この機会に是非ご利用下さい。
 さて、当店の一乃穂通信に数年前、寄稿いただいた「若い根っこの会」の加藤日出男会長(秋田市出身)の訃報が1月6日の全国紙に載っていました。ツルハナシノブ「美しい花を見て、根っこを思う人はいない」と言う言葉から60年程前に地方出身者の交流の場として「若い根っこの会」を創立された方です。当時東京都内で約30万人いた住み込みの店員や女中さんのほとんどが、中学を卒業後上京した地方出身者だったのです。「ひとりぼっちだ」と訴える彼らの交流の場となりました。
 全国からの寄付金で昭和34年川越市に「根っこの家」が建設され、最盛期には会員3万人、各イベントには10万人を超える参加者があったそうです。
 カップルも2,500組誕生しました。奥様の美江さんとは最初のカップルでした。東京農大OBの加藤さんは、大学の名物でもある「大根踊り」の考案者としても知られています。60冊以上出した本の読者からの手紙には、すべてに返事を出された律義さもあります。90年の生涯でしたが、私も励まされた一人であることに間違いありません。



  No.323(2020年5月1日)

 月並みですが、風薫る5月、一年の中でも気持ちの良い季節が巡ってまいりました。いつもですと、街を歩いていても鮮やかな新緑が目に飛び込んできて、命の躍動を感じ、自然と心がウキウキしてくるはずなのです。皆さま、如何お過ごしでしょうか。
 6日まで全国に「非常事態宣言」が発令され、不安の日々を過ごされていることと思います。秋田市の川反(かわばた)地区は東北でも有数の歓楽街として有名ですが、そこで30年間営業を続け、多くのファンを持つ繁盛店のピアノバー「ピアノサロンK」がコロナの影響によるカーネーション売上減少で先月閉店したことは、地域にショックを与えています。
 さて、当店は、4月1日に創業27周年を迎えることが出来ましたが、現状は開店以来の大ピンチに陥っております。本店は元より、秋田駅(店舗は6日まで休業)・空港は、閑散としています。この国難をいかに乗り切るべきかと日々思案に暮れております。
 当県は、4月末の時点で罹患された方は16名と増えておりませんが、今後東京都始め大都市圏内の動向が、カギとなるでしょう。現状は耐えるしかないと割り切って、自分や社員・家族が罹患しないよう行動に氣を付けて生活するしかないと思っております。このような状態が続くと今後の社会を変える現象が起きてきているようです。ネットの記事によると高校教師だった50代の男性は、新型コロナの感染が広がる現在を「価値観の転換点」と捉え、「生活コストを下げ、所有から自由になることが必要だ」と考え、住んでいたマンションを売却し、家財なども処分したそうです。又、ある心理学者は「まとまった時間の見通しがテレワーク等で取れたことで、人生を立ち止まって考えるきっかけになっている。」「自分にとって新たな価値を見つけられるかも知れない。新しい取り組みとして断舎離もやってみてほしい」と勧めています。
*お知らせ*本店での送料サービス企画は、5月末日まで延長致します。ご利用をお待ち致しております。



  No.322(2020年4月1日)

 新型コロナウィルス感染症のニュースが、連日多く流れ、皆さま不安な日々をお過ごしのことと思います。 当店は駅や空港での売り上げ減少のダメージを受けております。皆さまも充分な注意をされてこの窮地を乗り切りましょう。こんな中、入学式等は、なんとか平常通り行えるよう心より願っております。
 さて、昭和の時代に多くの教師に影響を与えた 東井義雄(とおいよしお)先生の著書から、「教育は愛なのだ」というエピソードを紹介します。熊本県の小学校でのことです。
 ある少年の鉛筆はいつも削られていませんでした。少年の父は、兄と違って「勉強が出来ない奴にナイフなんて買わなくともいい」と言って買ってくれませんでした。ある日、生徒のひとりが買ったばかりのナイフがないと担任の先生に訴えました。「はっ!」と思った担任の徳永先生は、誰もいなくなった教室でこっそり少年の引き出しを覗きました。奥のほうには新品のナイフがありました。先生は慌てて自転車を走らせ、金物屋で同じものを購入し持ち主の引き出しの奥に忍ばせました。その後、先生はナイフがないと訴えた生徒に「きみは慌て者だからな、もう一度よく探してみなさい」と促しました。ナイフを見つけその生徒は喜び、事なきを得ました。ナイフを盗んだ少年は、潤んだ目をして先生を見つめていました。
 時は流れ19歳になったあの少年より戦地から手紙が届きました。「明日、僕は見事に戦死出来ると思います。その前に先生に御礼申し上げたい。あの時、先生は何も言わずに僕を許して下さいました。死が直前に迫った今、思い出し御礼申し上げます。ありがとうございました。これからも僕のような子どもを宜しくお願い致します。」と書かれてありました。時代は代われども、やはり教育は、愛情だと思います。現代の子ども達が、素晴らしい先生との出会いがあることを、新学期のこの4月に祈っています。それと共にコロナウィルス感染症が1日も早く終息することを願わずにはいられません。



  No.321(2020年3月1日)

 「脚下照顧」は「灯台下暗し」と同じ意味ですが、ここで言う灯台は海を照らす岬にある灯台を言っているのではありません。江戸時代使用されていた火を灯していた蝋燭を置く台からきています。受け皿に油を注ぎ、そこに芯を浸した後に火を使う灯台で「燭台」とも言われて来ました。
 先ごろ、この言葉を実感する体験をしました。それは、由利本荘市が造った「鳥海山木のおもちゃ美術館」に行ったことです。現在、特定非営利活動法人・由利本荘木育推進協議会が指定管理者として運営しています。
 少子高齢化対策を行政や議員が選挙の度に訴えている割にさっぱり進展しない現在、この施設を見学した際は正に琴線に触れる氣持ちになりました。たくさんの子供たちが生き生きとした表情で遊ぶ姿、歓声を聴き、久々に元氣をもらったような氣になりました。
 若いお母さんたちやお孫さんと遊ぶおじいちゃん、おばあちゃんを見ているだけで微笑ましく、そしてうれしくもありました。何よりも安全・安心に重きを置き、スタッフやボランティアの方々もとても親切です。
 この施設旧鮎川小学校は、昭和29年(1954年)に旧鮎川中学校として建てられ、50年間使用された木造校舎です。鮎川村の村民が国庫補助を受けることなく、当時2.900万の予算で建設されました。現存する木造校舎では県内最大級で、明治から大正時代の校舎形式を引き継いだ特徴ある木造校舎は、国登録有形文化財として指定を受けています。
 「東京おもちゃ美術館」の監修の基、設立され年間15万人の来場者があり、年間パスパートなどのリピーターも増えているそうです。
開館時間 9時〜16時  駐車場 170台  休館日 木曜日    
入館料 大人800円 子ども(小学生以下)600円
アクセス 羽後本荘駅より由利高原鉄道で鮎川駅下車      
鮎川駅よりシャトルバスがあります。車の方はホームページをご覧下さい。
http://chokaisan-wtm.jp/
TEL0184-74-9070
「おしらせ」本店では4月10日まで送料割引キャンベーンを実施中です。この機会に是非ご利用お待ち致しております。


ブラックベリー


  No.320(2020年2月1日)

 寒中お見舞い申し上げます。本年も2月に入り東京オリンピックまで半年に迫りました。
 皆さま、お元氣でお過ごしでしょうか。さて、秋田県は文部科学省が、2007年から実施している小中学生全国学力テストでトップクラスの成績を収め続けています。中でも人口が僅か2.500人余りの小さな村、東成瀬村の小中学生がトップです。当時の秋田県知事が、東成瀬が一番と発信したお蔭で一躍有名になりました。スーパーも塾もない豪雪地帯の小中学生が、なぜ日本一の学力を身に着けたのでしょうか?
  毎年、国内外から600名近くの視察者が訪れているそうです。東成瀬村は、西成瀬村と隣接しており、両村とも平成の大合併では独立の道を歩みました。このこともポイントの1つかと思います。面積の93%が森林で覆われ、特別豪雪地帯に指定され2mもの積雪になる小さな村ですが、学力日本一の要因となるべく特徴的な事柄が隠されているような氣が致します。
  一つ目は、3世代同居率が70%を越えていることです。 年6回ある小学校の授業参観の保護者参加率は120%に達しています。一般に20%もあれば良いと言われる中、祖父母世代の支援パワーを感じさせます。二つ目は、学校給食無料と小中学生の交通費無料に加え、修学旅行は村が半額負担し、保護者の経済的負担の軽減を図っています。三つ目は、1人当たりの年間図書費用が、全国平均の4倍の6.000円にもなっています。これらが主な特徴と考えられています。
 かつて、1956年、初めての全国学力調査の結果が悪かったため、秋田県教育委員会が一念発起し環境の整備の他、指導方法の研究と心の教育を軸とした探求型授業を編み出したのです。 子供たちの自主自立の精神を養う希望の授業が現在も行われ結果を出しています。




  No.319(2020年1月1日)

新年明けましておめでとうございます
 皆さま良き年を迎えられたこととお慶び申し上げます。本年も安全で安心な秋田米100%使用した、いつもの味をお届けしてまいる所存です。
 昨年は令和の改元にふさわしい出来事やイベントが、数多くありました。国家的行事の天皇陛下の即位礼正殿の儀は、特に印象に残っています。そして、もうひとつは、日本列島を沸かせた「ワンチーム」のフレーズを生み出した日本ラグビーチームの活躍です。正に、ダライ・ラマ14世の言葉を思い起させます。
 「人生の鍵は希望です。希望を持つことで人は生きていけるのです。絶望は寿命を縮めてしまいます。必死になって幸せを探求する私たちを支えているのは希望だと思うのです。」この言葉のように、代表的なふたつの事柄は、国民にたくさんの希望をもたらしてくれたに違いありません。
 さて、皇居には江戸時代から受け継がれた樹齢数百年を経ている堂々とした盆栽があります。600鉢もあるというその中には、花の咲く盆栽が200鉢あり、職員の方々が丹精込めて手入れされていることは、あまり知られてはいないでしょう。国賓が訪問された時などに、ひっそりとどこかに置かれていることと思います。永く歴史を重ね続けることで、見る人を感動させる役目を充分に果たしていると思います。
 当店は、創業27年しか経っておりませんが、その年その年を懸命に良い商品をつくり続けていかなければと思っております。本年もご愛顧の程、よろしくお願い申し上げます。
 尚、本店と由利本荘店で販売の朔日餅はご好評をいただいており御礼申し上げます。 2月1日は、しとぎ立春大福を予定しております。








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